第50話：不妊治療㊶次の周期に向けて

化学流産の後のリセット（生理のこと）は痛いと聞いていてた。

挿入障害から始まり、いろんな事を克服して、やっと不妊治療のスタートラインに立てたと思ったら、病気に、卵管の手術までして、一度も妊娠できず。
体外受精までして、初めての妊娠が化学流産であったこと
･･･だけでもショックなのに、リセットでも痛めつけられる訳ね💧

化学流産後のリセット
化学流産後の甲状腺
次の周期の予定

化学流産後のリセット

まず、生理は遅れていた。
一応、妊娠成立はしていたし、そこからHcgが低くて、化学流産が確定するまでの間、ホルモン剤を続けていたので、その間の生理は来ない。
着床しやすいように、薬で子宮のクッションをフワッフワにしてきたからため、きっと子宮内膜は血で満たされて、出血量は多いことでしょう･･･。

とうとうその時が来た。

そんなに出血量も多くないし、痛くもないな･･･

と、思っていたらだんだん痛くなってきた。
鈍痛+たまに間隔的に鋭い痛み（これ大丈夫？ってほど鋭い痛みだった）
初めての痛みだった。

挿入障害で、まだ何も入らないとき、特に生理痛が酷かった。
痛くて、動けない・気持ち悪い・寝れないは当たり前で、痛み止めを飲み過ぎて、よく下痢をしていた。
でも、挿入障害を克服してから、生理痛がマシになった。
･･･のに、久しぶりに痛くて痛くて一日中ダウン。

痛み止めを飲んだらよく効いたので、痛み疲れてそのまま爆睡･･･

起きたら、30cmの夜用ナプキンからも漏れてシーツが大惨事に😱

トイレで、凄い血の塊と一緒に、白い塊の様なものが出た気がした。（一瞬だったのでよくわからず）
あーあ、胎嚢のなり損ないかと複雑な気持ちにはなったものの、それが出てから急に痛みから解放されたので、悲しむ余韻もなく、さっさとトイレに流して、思いの外スッキリした。

D10にまた移植周期に入るので、また通院予約。
次はどうなるのかな？

妊娠している自分が想像できない。
次も失敗するに決まっている。
そんな思いから抜け出せない。
一番良い受精卵だったのに。
ここ2～3年で妊娠できたことなんてなかったのに。

化学流産後の甲状腺

D3（生理3日目）に甲状腺の病院の予約をしていた。
化学流産が確定するまでの5日間のみ休薬して、化学流産後すぐに内服を再開した。

本当は、妊娠したらすぐ内服中断して電話して、予約を取るように言われていたが、Hcgがあまりにも低すぎたから、どうせ無理だと思って連絡しなくて正解だった。
でも、この化学流産の一連の流れを甲状腺の先生に説明しなくてはならなかった。
自分の口から。

化学流産のことはもう乗り越えたつもりだけど、自分の口で言うのはもう本当に嫌で嫌で･･･
沈んだ気持ちで病院に行った。

こんな日に限って、採血は失敗され、血管ぐりぐり･･
これ結構痛いんだよね。
無理ならすぐ入れ直ししてくれよ、と思いながら耐え、やはり無理で両手ボロボロにされる。

不妊治療でも採血されまくるし、採血かぶれが酷いからやめてくれよ。
採血かぶれで色素沈着して、両手ともにボコボコ･･･

採卵周期からこんな感じだから、皮膚科まで行って薬をもらっている。それが大活躍。
良いのか悪いのか🙄

めちゃくちゃ待たされて、病院で全身ピンクコーデのおじさんと2人きりになり、エアコンも切られて、みんな帰って行く。
ピンクおじさんに話しかけられ、2人で話しながら待った。
服装の割に、凄くまともでいい人だった笑

やっと呼ばれたものの、結果から言うと、悪化してました。
たった5日の休薬で。

診察室で化学流産のことを話した。
嫌だったけど、感情を入れずにサクサク話した。
次の移植のこともあるし、何より悪化していた為、限られた時間で次の移植に向けて対策を練らなければならない状態だった。

たったの4週間で
TSH7.65（流産の危険性のある低下症）
→0.070（FT3、FT4も↑なのもあって、移植はちょっと待って欲しいといわれる）
もうどうしたらいいのかわからない。

私のバセドウ病は極端に酷いものではなかったものの、コントロールは悪かった。
いつもそう。
低下症か亢進症の2択で、発症から1年ちょっと･･･正常値は2回経験したことがあるのみ。

良いのか悪いのか薬が効きやすく、速やかに低下症になり、減薬で速やかに亢進症になり、いつも正常値は通り過ぎてばかり。
発症から1年以上経つのに、通院間隔は空けられてもだった1ヶ月（2ヶ月と3ヶ月も経験したことがあるが、診察日が来るまでに数値が保てず、明らかに症状が出てきて、電話して診察を早めてもらっていた）
おかげで、通院回数は頻回で、体調も全く安定しない。
これにプラスして、通院日の読めない不妊治療は、仕事と相性が悪すぎた。
あの時の退職には後悔がない。というか、退職しないと本当に無理だった。