第2話:不妊治療前②婦人科デビューから通院拒否まで

挿入障害

前記事の社会人になって、生理の出血が止まらなくなったところから。
まず私が初めにどういう婦人科に通っていたかを話していく。

婦人科デビュー

高校生の時に急に生理痛が酷くなり、薬も効かず夜も眠れなかった為、初めて婦人科へ行った。
友達に教えてもらった優しいおばあちゃん先生のところ。
部活帰りだったので制服で
恥ずかしかったので母親と一緒に
もう、学生の望まぬ妊娠的なあかん要素満載。(しかも”14歳の母”とか流行ってた時だったと思う。あのドラマの。)

当時の私はそんな意識なかったが、医者の対応がそれだった。
👩‍⚕️「何か…悩んでることがあるのね…。」的な。
看護師さんも寄り添ってくれる感じ。

生理痛…ごときでこの対応は、もしや私誤解されてないか?とその時思った。
とりあえず生理痛についての悩みを話してみると、拍子抜けした感じで、一気に緊張感がなくなり、鎮痛剤を出してくれて終わった😅
母親もそれを感じていたようで、帰り道に「あの対応は絶対、望まぬ妊娠だと思われてたよね」と笑った。

性交の経験もないのなら、まぁ様子を見ながら、異常がありそうならエコーもしましょうか💡といった感じだった。
そこから定期的に鎮痛剤をもらいに通った。

子宮頸がんの検査で門前払い

優しいおばあちゃん先生は結構な年齢だった為、引退し、同じ場所に新しくサバサバ系の女医先生が婦人科を開院した。

ちょうど子宮頸がんのクーポンが届いたので、そこに行ってみた。

問診票の性交の経験のところに無しと記載。

診察室に入ると
「本当に性交の経験ないんですか?」
と何度も看護師さんや先生から確認された。何度も。しつこく。
うっせーな!!ないって書いてるし、何度もないっていってるだろ!バカにしてんのか!?
…・・・「ありません」と繰り返した。

👩‍⚕️「性交の経験が一度もない場合9割は子宮頸がんになりませんそれに、性交の経験がなければ検査は痛いと思います。1割のために痛い思いをしてもやりたいならやりますけど、どうされますか?」

そういう言い方されるなら…、やらない…よね?

婦人科に行って、Uターンして帰ってきましたよっと。
先生や看護師さんの前で、性交の経験がないことを何度も堂々と発表して帰宅・・・一体何しに行ったのやら笑

そこから一度も行っていなかった。
性交ができてないことにコンプレックスを持っていたから、なんか言い方とか対応がちょっと嫌で。
おばあちゃん先生にもらった、生理痛の薬もまだストックがあったし。

でも流石に生理の血が全然止まらないんじゃあー病院行かないとな・・・😥
そう思って久しぶりにそこの病院に行った。

初めてのエコー

相変わらず、問診票には性交の経験がないと書き、診察室で確認される。
診察室で性交痛があってできないことを伝えると、経膣エコーは痛いかもしれないからと肛門からエコーを入れてもらった。

まぁまぁ不快…

数年後大腸カメラをすることになるのだが、それよりは断然マシ。
でも気持ち悪い。

診察の結果は子宮内膜ポリープ
そこから出血していたよう。
自然と消える可能性があるから、経過観察でしばらく婦人科に通うことになった。


当時付き合ってた彼氏に出血していてできないこと、ポリープのことも伝えたが、無理矢理やられそうになって、すぐに別れた。

付き合ってきた男性はだいたいみんな初めは優しい。
「挿入できなくてもいいよ」
「無理しなくてもいいよ」
って言ってくれる。
最後まで優しい人もいるけど、付き合った人の中には、
「俺めちゃくちゃ丁寧にしてるよ?これでできないんなら、一生無理だと思う」
と言われたり
「どーしてくれるの?責任とってよ」
と、下でできないのなら口で抜くことを強要されたりもした。
いくら焦っていても
自分のことを大事にしてくれない人、暴力の傾向がある人とは即別れた方が良い👍←これ大事


婦人科では、経過観察で通院の度にエコーをしたけど、技師さん(?)が肛門から入れてくれていた。

ある時、急に、例のサバサバ女医先生が診察室からエコー室に出てきて
急に何の説明もなく、黙って経膣エコーを入れた

私「痛っっ!!痛い!!

👩‍⚕️「はいはーい。すぐ終わりますー」

痛がり続けた私に

👩‍⚕️「こんなの高校生の女の子でも黙って我慢してるのに(笑)頑張ってー。」

小馬鹿にした感じで言われた。
悔しいよりも、むかつくよりも、もう痛すぎてパニック。
すごく痛かったし、いきなりでびっくりして、頭が真っ白だった。
検査が終わってパンツを履く時には血が出ていた。
初めての開通はエコーだったみたい。
この後3日くらい血が出続けた。

エコー検査の後に診察室に呼ばれると、
👩‍⚕️「ごめんね。先が細くて苦痛が少ない機械を入れたから、大丈夫かと思って。肛門からのとどっちがマシだった?」

私「どっちも嫌でした」

多分、お金を払って新しい機械を導入したのだろうけど、私にそう言われて、先生は不服そうだった。

結果的に2年程の経過観察で子宮内膜ポリープは自然になくなった。
その間、診察は何回かあった。
エコーは経膣でされるか肛門からされるかは先生の気分次第。
ギリギリまでどっちから入れられるかわからないし、怖かったし、ビクビクしていた。
内診台に座るのも怖くて嫌だった。
通院の時に、性交痛でできないことも相談してみたが、

👩‍⚕️「そういうのはね、愛があればできるのよ。」
と、ローションの試供品だけ渡されて終わった。

私、濡れてなくてできないわけじゃないんだけどな…
好きじゃない人とは付き合ってないんだけどなぁ…
私ができないのは愛が足りないから?
ちゃんと愛情だってあるのになぁ…

ここに通うとコンプレックスが抉られる思いがした。
もう通いたくなかったし、ポリープが落ち着いてから、もう通わなくなった。
ローションの試供品は使ってみたけど、やっぱり濡れていなくて痛いわけではないので、意味はなかった。
相談するた度に、ろくに話も聞かずに渡された試供品は、家に溜まっていき、一度もできないまま全部期限が切れて捨てた。

***

当時は”できない自分が恥ずかしい”と思っていたので、先生に何を言われても
私ができないからおかしいんだ・・・
と思って、何も言い返せなかったし、
みんなができる検査が自分だけできなくて迷惑をかけたり、
みんなが普通にやってることが痛すぎて叫んでしまったり・・・
自分が情けなくて、恥ずかしくて、先生に対しての怒りの感情さえ沸かなかった。

今なら言える。
「急にエコー棒突っ込まれるのは怖いので、声かけしていただけますか?」
「濡れてなくてできないわけではないので、ローションはいりません。愛情もあるので、愛がなくてできないわけでもありません。他に何か原因は考えられませんか?」

自信がないと、ついつい思ってしまいがちだけど
自分が傷つけれているのに、自分が悪いから・・・と自分のせいにしてしまったり、笑ってごまかしたり・・・そういうのは、一切やめようと思う。これからも。


コメント

タイトルとURLをコピーしました