第35話：不妊治療㉖採卵周期開始！！

と言うことで、体外受精、採卵周期の開始。
「あんな痛い注射は自分では打てません！！」と言い切り、自己注射の教室は行かず💧
通院して打ってもらってました。
だって、仕事辞めたし。余計なストレス抱えたくないし･･･

採卵までのスケジュール
採卵までの内服、注射
一番辛いこと

採卵までのスケジュール

自分で注射打たなかったから、通院スケジュールはかなり過密。
実際のスケジュールは、まず、8/17に陰性判定を受け、急ピッチで体外受精をすることになった。
ここからは、記録していたので、採卵までのことを実際の日付で書いてみる。
私はPPOS法で採卵しました。

まず、前回の記事体外受精の基本～採卵日まで～ | たらすぱ☆ブログ (tarasupaneko.com)
で、話したAMH。
高けりゃ良いってもんじゃなくて…、私はAMH6.35で、年齢にしてはめちゃくちゃ高かった。
エコーではネックレスサインの指摘。パソコンの画面にはPCOSとの表記。

詳しく説明はされなかったけど、PCOSとはこんな病態で↓
多嚢胞性卵巣症候群（PCOS）｜聖マリアンナ医科大学病院　生殖医療センター (marianna-u.ac.jp)
卵子はたくさん育つけど質が悪い。
また卵巣刺激でOHSSになりやすいとのこと。
OHSS(卵巣過剰刺激症候群) (e-ninshin.com)
OHSS･･･もっと詳しく知りたい方は、検索すると、すぐガイドライン出てくるよ。

※私は、高AMHに、35歳以下、痩せ（バセドウ痩せから復活してない💧）、PCOSがあり、OHSS高リスクなので、通常の採卵の内服に加えてメトグルコを内服していました。

※さらに、後に出てくるE2（エストラジオール）がOHSS高リスクの3000を超えた為、通常の採卵の内服に加えてレトロゾールとカベルゴリンを内服してました。

※レベニンは子宮環境を整えるため、希望で内服しています

8/22：通院　MPA5mg、メトグルコ、レベニン内服　フェリング300注射　採血、エコー
右8個、左10個の卵胞あり。　E2：64程度
お腹空かない、胃もたれ・眠気軽度にあり。トイレ近い。
D3（生理3日目）のエコー･･･多分、初めて生理中にエコーしたと思う。血が出てきて気持ち悪い。

8/23：通院　MPA10mg、メトグルコ、レベニン内服　フェリング300注射　甲状腺専門院通院＋採血
自覚症状は昨日と著変なし。

8/24：通院　MPA10mg、メトグルコ、レベニン内服　フェリング300注射
お腹が張ってきた、たまに痛い・気分悪い（軽度）。トイレ近い。

8/25：通院　MPA10mg、メトグルコ、レベニン内服　フェリング300注射
ほぼ症状なし。それはそれで卵が育ってるか不安。トイレは近い。

8/26：通院　MPA10mg、メトグルコ、レベニン内服　フェリング300注射
自覚症状は昨日と著変なし。　

8/27：通院　MPA10mg、メトグルコ内服　フェリング300注射　採血、エコー
右8個、左12個の卵胞あり、育ってた😀　E2：1488
自覚症状は昨日と著変なし。

8/28：通院　MPA10mg、メトグルコ内服　フェリング300注射
夕方から、急にお腹が張って気分不良、何も食べれない。

8/29：通院　MPA10mg、メトグルコ内服　フェリング300注射　採血、エコー
E2：3000超で振り切ってしまい計測不可。血栓とOHSSのリスクが高まり、レトロゾール2錠内服。
医者「これはかなり苦しいね･･･。頑張って。明日も来て。」と、どうすることもできないよう。
採卵は9/1に確定、採卵日が確定したからホントは通院要らないけど、OHSSのリスクが高いため、明日も通院。
昨日同様、お腹が張って気分不良、食べれない。OS－1等の水分は積極的に取るように言われる。

8/30：通院　MPA5mg、メトグルコ内服　採血、エコー
右9個、左･･･数えられない。たくさん･･･採れそうなのは10個の卵胞。
E2：計算で出しても6000超。OHSSなりそうと説明され、カベルゴリン5日間追加内服。（採卵が終わっても飲みきり。）
昨日同様、お腹が張って気分不良、食べれない。
20時・21時にブセレリン点鼻薬左右の鼻腔に1プッシュずつ

8/31：21時～絶食、18時・24時に排卵抑制剤内服
もうね･･･体だるくて、薬で眠すぎなんですわ。その上、カベルゴリン（眠気くるから運転禁止！）で攻められ、、、24時まで起きておくことを強要される（一回寝て、万が一にも寝過ごしたら、この課程全部終わるんです･･･😭）
意識朦朧としながら、アマプラで呪術廻戦見て踏ん張りました。

9/1：採卵

こんな感じでした。

採卵までの内服、注射

採卵周期で飲んだ薬は、39錠（甲状腺の薬は省く）
打たれた注射は、腹に8回（フェリングは腹に打ってました）
腕に4回（甲状腺の採血は省く。よく失敗されてたので、両腕ズタズタで色素沈着して、もう打つとこない感じ。）
採卵の時に少なくとも膣に20回（麻酔してたからわからないけど、20個採れた）
計32回･･･あ、静脈麻酔の注射入れて33回だわ💉
数え忘れしてないよね？1･･･2･･･
間違ってたらごめんなさい🙏

何の拷問？よね。

もともとバセドウ病のコントロールが良くなかった為、通院頻度が多く、バセドウ病になってから採血のところが痒くて、色素沈着することもあったけど、この時から、両腕がボコボコになってしまった。かきむしりすぎて、皮膚もテカテカになってしまい･･･
なかなかしつこくて、皮膚科にも行ってた。
この頃から、アルコールもテープもかぶれるってことを伝えて、今でも採血はアルコールでないものを使って、テープも特殊なものを使ってもらうようになりました。
地味に辛かった。

満身創痍でしたねー。
これ、仕事しながら隠れてトイレとかで注射打ってる人もいるし、ホントに尊敬･･･。
　　　
書いてて、久しぶりにうわー･･･って思う。
これは、気持ち良いだけで無料で妊娠できる人を妬んでも仕方がないよね･･･。

それでもさ、人って何に苦痛を感じるかは違っていて、私は、まだ採卵以前の課程だったら、挿入障害でタイミング取るときの方が辛かったし、痛かった。
採卵周期は、特にE2の数値が悪かったから先生には「苦しいね？大丈夫？」とか、よく言われて、かなり体調を気にかけてもらってたけど、確かに苦しさはあったものの、挿入される時の痛みや、我慢してやらなきゃ！っていう精神的負担よりかはマシだった。
多分、私はしんどいより痛い方が弱いんだと思う😅　

まあ、この後の採卵、採卵後でさらにしんどい目には遭うんだけどね･･･
そして、なによりまぁ懐がとっても痛い･･･😢

あ、体外受精よりタイミング法の方が辛かったとかそういうのではないよ？
それぞれのフェーズで辛いポイントが違ったって話。
そんで、もちろんタイミング法もやってきた上で、妊娠できなかったわけだから、そりゃ体外してる時の方が辛かった。
私はね。
不妊治療マウントを取る気はないよ。私個人の話。
もう、不妊なんてものは長引けば長引くほど辛いから･･･できるなら、タイミング法も何もしたくないよ。
気持ち良いことだけして、なんだか生理が来ない･･･あれ？妊娠してましたって世界線が一番理想だわ😭

一番辛いこと

幸い、卵は育ってくれたけど、これで採卵できても、受精しないとか、分割しないとか、着床しないとか、育たないとか･･･　
まだまだ難関だらけだし、これだけやって何も得られないこともある。
80万近くお金かけて、努力して、こんな痛い目にあって、しんどい思いして、時間かけて、仕事してる人は頭を下げまくって休みを取って仕事して･･･
病むよね。
この時点では何もわからない。
期待しちゃって痛い目見るのは、今まで散々やってきた。

入るようになったら･･･
タイミングが合うようになったら･･･
バセドウ病のコントロールが良くなったら･･･
卵管の手術をすれば･･･
人工授精をすれば･･･
全部ダメだったよね？
体外受精をすれば・・？
安易に期待できるはずもない。

体外受精で解決する問題なんて、せいぜい卵管・キャッチアップなどのルートの障害や一部の受精障害だけ。
着床やその後の受精卵の育ちに問題があった場合、体外受精のみでは解決しない。

私は今まで一度も陽性反応が出たことがなかった。
両方の卵管の手術をしたからルートの障害はあるとしたら、卵管の先の卵管采の部分の癒着や、それによるキャッチアップ障害。
または、受精の問題。
または、卵の質がめちゃくちゃ悪い問題。
または、全部上手くいって、重度の着床障害がある問題。
着床したことがないから、不育症は未知･･･
何もわからない。

ただ･･･やってきたこと、賭けてきたものの見返りはどうしても求めてしまう。
痛いより、苦しいより、何より辛いことは、何をどれだけやっても結果が保証されないこと。

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