3回目のAIHの結果を気にしないように、気分転換をはかりつつ、事情を知っている人と会ったりして・・・嫌な思いをしたり、救われたりした。
3回目のAIH、結果
さて、嫌な記憶と良い記憶、どっちが定着しやすいと思いますか?
多分、考えればすぐわかることだし、ほとんどの人が正解だと思うが、
正解は・・・
嫌な記憶🙄
人間は生存本能があるからね、
「ここは危険な場所」
「ここは猛獣がで出るところ」
「あの人の情報は信じてはいけない」
嫌な情報は覚えておいて、回避しないと今日の私たちはいない。
人間は、基本的にマイナス思考でできているそう。自分を守る為に。
その辺の人間のシステムとかはこの本にめちゃくちゃ詳しく書いてる。
人間本来のシステムや、考え方の癖、トラウマを深く掘り下げて、それらを改善・適応させてくれる感じの凄い本↓
私は、「今後、あぁいう人に気をつけなければいけない。近づいてはいけない。」と、
自己防衛に気を取られて、どれだけ良いことを言われても、あの例の嫌なことをフルコンプで言ってきた人の言葉が頭から離れなかった。
不妊治療中に言われて嫌なこと | たらすぱ☆ブログ (tarasupaneko.com)
あぁ失敗したな。
会わなければ良かったな。
親世代だし、人生経験も豊富だろうと油断したな。
本当に反省。
仕事を辞めても、自分でストレスを作ってしまった。
でも、早起きして、無理に笑顔を作って、職場で毎日子どもの事を言われる毎日より、充実していた。
体調は、微妙だったけど、薬を増やしてからは、酷くはなってなかったし、回復傾向だった。
気分転換の旅行で、天然記念物のコウノトリをたくさん見た。
「仕事をやめたら、できちゃいました!」なんて根拠のない奇跡もちょっとは期待した。
・・・でも、ダメだった。
3回目のAIHも真っ白陰性。
一体何がダメなんだろう・・・
嫌なことをフルコンプで言ってきた人の言葉も離れず、ダメージは倍。
なんであんな不倫なんかするような奴には、簡単に子どもができて、
子どもができないだけで、なんであんな奴に上から説教されなきゃならないんだろう・・・
不妊治療マウント
4回目のAIHに向けて、心身を整えることにした。
まず甲状腺は確実に良くなってきていて、体調に合わせてウォーキングから始めた。
続いて心。
今までは、甲状腺専門院のカウンセリングには行ったことがあったが、今度は不妊治療専門院のカウンセリングに申し込んでみようと思った・・・
が・・・、問題発生。
予約開放日にほぼ全日程が埋まるという・・・😱
電話して、予約解放日を教えてもらって、その日に予約を取ろうとして・・・
やっと2枠だけ空いててギリギリ滑り込めた感じ。
毎日カウンセリング枠設けててコレ。
やっぱりみんな悩んでるよね。辛いよね。
なんでこんなに救済の手が少ないんだろう・・・
これじゃ、全然足りてない。
不妊治療を苦に命を絶つ人もそりゃいるよ・・・。
不妊治療のカウンセリングは、このご時世なので、ZOOMで。
特に、クレームを言うようなことは言われてないけど、自分はナメられていると態度でわかった。
まず、挿入障害の理解が全くなく、ちょっと馬鹿にされた感じ。
ある程度名の知れた不妊治療専門のところでも挿入障害って珍しいんだ・・・
多分、病院に行くと内診があるし、私が初めて行った婦人科のように馬鹿にされる事も多々ありそうなので、挿入障害の人はみんな黙って隠してるような気もした。
マイノリティーって、どれだけ辛くてもホントに救済の手がない。
少数派になればなるほど。
さらに、今の私の治療段階は人工授精。
おそらく、不妊治療専門のカウンセラーは不妊治療の経験者が多いと思うし、私よりもだいぶ治療で苦労されてきた人だとは思う。
「あぁ、まだ人工授精?笑 せめて体外受精してから不妊名乗ってよ。」
・・・とは、言われなかったけど、そんな感じの雰囲気・・・💧
(言葉で言われたわけではなく、態度の問題なので私の被害妄想かも知れないが)
「まだ人工授精ですか。体外受精の手段も残ってるんですね」とは言われた。
まぁ、その通りではあるけど・・・
あ・・・コレ、不妊治療者間でもよくあるという、不妊治療マウント的なやつだ・・・と思った。
確かに、体外受精からは高度不妊治療というだけあって、別格。
心身の負担も、お金も(当時は保険適用ではなかったし)、スケジュールの大変さも、全くの別物。
わかりやすく数字だけの話をすると、100万賭けてダメだったことと、2~3万賭けてダメだったことは一緒にされたくない気持ちはわかる。
そもそも体外受精は、基本的にタイミングや人工授精でダメだった人がやるものなので、タイミングや人工授精で辛かったことは経験済みの場合が多い。
(年齢、AMH値、挿入障害、性嫌悪、抗精子抗体、両側卵管閉塞、病気による卵子凍結・・・様々な理由で、体外や顕微授精からスタートの人もいるけど。)
私のように、挿入障害がある場合や、排卵障害があって毎日注射を打たないといけない人など、
同じタイミング法にしても気持ち良く行為ができる人とは苦痛が違う。
また、何に苦痛を感じるかは人によって違う個人によって違う。
人工授精20回で妊娠できた人と、体外受精1回で妊娠できた人の苦しみは体外受精の人の方が上?
治療ステージでどうとかは、一概に言えないんじゃない?とは思うし、
何より金もらってやってるプロのカウンセラーはやっちゃダメでしょ。
素人と話してるんじゃないんだから。
さらに、不妊の知識はあっても、甲状腺の病気に対する知識や理解がない。
知識がないのは仕方のないことだと思う。
甲状腺専門院のカウンセラーさんも、不妊治療に関して知識がなかった。
でも、その甲状腺専門院のカウンセラーさんは、わからないことは聞くし、(無理矢理ではなく、「不妊治療の知識がなくて・・・良かったら教えていただけますか?」という感じ)共感しながら、不妊の苦しみも聞いてくれたし、複合的に見て私という人を理解しようとしてくれているのがわかった。
しかし、この不妊治療専門院のカウンセラーさんは、甲状腺のことは知らないので・・・と言うスタンスで流す💧
専門外の事に口を挟まないスタイルなのかも知れないが、何というか・・・
人として見られている感じがしなくて、本当にただただ不妊治療患者としてみられいる感じがした。
カウンセリング開始早々に失敗した感じがした。
何話したかは、あんまり覚えていない。
無難にまとめた。
一生懸命予約取ってこれか。
まあ、他にもっと深刻な人がいるんでしょう。
その人たちに対してだけ、本気出してるんでしょう。
せっかく心を整えようとしたのにな。
カウンセリングで特にスッキリすることはなかったが、今まで人工授精をしてきた中では、一番気持ち的にゆとりもあり、ゆっくり過ごせたと思う。
バセドウ病の経過
甲状腺の病院も通院頻度が上がり、また診てもらった時には落ち着いてきており、
「まだ正常値ではないけど、これなら甲状腺が原因で妊娠できないことはない。」と言われた。
ただ一つ気になることが・・・
TRAb(病勢)10以上で新生児バセドウ病の危険性があるということ。
私はTRAb15~20。
新生児バセドウ病とは、新生児の甲状腺機能亢進症 – 23. 小児の健康上の問題 – MSDマニュアル家庭版 (msdmanuals.com)
簡単に言うと、TRAbは母親の胎盤を通過するため、生まれてきた子にバセドウ病の症状が出ること。子がバセドウ病ではなく、母親のTRAbが原因でこの症状を呈している場合、半年程度で正常値になることが多く、予後良好とされているが、適切に治療しないと、死に至る可能性もある。
数値も安定せず、治療してもうすぐ1年になるのに、正常値は1回くらいしか経験したことなかったし、こんなに短期間で数値が悪くなってしまって・・・、これが繰り返されて、また妊活ストップとか言われたら、妊娠の邪魔でしかない。
新生児バセドウ病のリスクも高くて、また頻繁に妊活を止められるのなら
・・・甲状腺全摘した方が良い?
手術は嫌だったけど、苦労して妊娠した自分の子どもに何かあるのはもっと嫌だ。
先生に聞いてみると、
「自己免疫疾患は妊娠中の免疫寛容で良くなることが言われていて、バセドウ病も良くなります。産後はしんどくなると思うけど、この数値だと妊娠中は大丈夫だし、薬も効いているから、手術はしなくてもいいんじゃないかな?」と言う見解。
具体的にTRAbがどのくらいで、妊活禁止・手術を勧めるとかの基準値は設定されていないそう。
自分で聞いておきながら、手術は嫌だったから、ホッとした。
というか、妊娠したらバセドウ病も良くなるのか・・・妊娠さえできたら全て良い方向にいくのに、なんでその妊娠ができないんだろう。
とにかく、カウンセリングは失敗したものの、前の周期より心の状態は良く、バセドウ病の数値も良くなってきた。
今までで一番良い状態で、AIHにトライできる感じ。
次で決める。
***
本文にちょっと出てきた、不妊治療マウントについて・・・
流石にタイミング1回とかで、不妊治療は地獄でした・・・はないと思う。
でも本人にとって、辛かったんならそれが全てだと思うし、タイミング1回でも本人が辛いのなら、本来なら私がとやかく言うことではない。
でも、じゃあどこまでやったら辛いって言われてもイラッとしないのか?
ちょっと考えてみた。
結論は、やはり治療ステージではなく、その人の品格や言い方かな?と思う。
体外授精検討中に、励ましのつもり(?)で
「私の友達は40歳だけど、”体外したら1発だった。30代とか体外にしたら余裕で1発!”って言ってたよ。」って言われた時は腹がたった。
40歳まで生きて、体外までして、何を学んできたのか?と思った。
結局、その人がどこまで治療したかじゃなくて言い方や品格だと思った次第です・・・。
私は、こんなブログを書いているけど、子どもという結果得られた側の人間なので、現状苦しんでいる人とは違う。
わかるよー!!なんて、思ってても多分言わないし、言えない。
どれだけ、親身になりたくても、傷つけないように配慮をしても、結局私は”上手くいった人間”。
何をしても、何を言っても他人を傷つけることはあると思う。
それでも、傷ついてきたことを学びに変えて、品格や言い方は、今後も気をつけようと思う。
頭ではわかってても、・・・あーー、言い方ミスった😢って思ったり、後悔することは全然あるけどね💧
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