趣味のアマプラ漁りの続き。
えー…基本的に私は辛口評価です笑
なぜなら、人と感性がちょっとズレてるから。
ド真ん中で”感動する!”と高評価の作品で泣いたことはなく、むしろ、「さあ、ここで泣いてください!」っていうのが見え透いたベタベタの感動シーンは冷めるタイプ。
その辺の、あまり人と共有できないようなモヤモヤとした気持ちを岡田斗司夫先生が代弁してくれた。
感動ポルノとハイドラマとロードラマ – YouTube
“さぁ!ここで感動して下さい!”がわかりやすい作品(場面)をロードラマと、
わかりにくいけど心が動かされるような作品(場面)をハイドラマと定義してわかりやすく解説してくれている。
※岡田先生の言うように、ロードラマは低くて、ハイドラマは高いとか、そんなことを言っているのではなく、あくまで区別するために定義しただけ。
世に出て、売れている作品は(たまに売れてなくても)見る人によって好みはあっても、全て素晴らしい。
多分一般ウケするのは、わかりやすいロードラマだけど、私は基本的にはハイドラマが好きだ。理由はリアリティがあるから感情移入しやすい。
あまりにも展開がベタだと、予測できて面白くないし、現実でそんなことあるか?と思う。
ロードラマだから嫌い、ハイドラマだから好きというのはなく、結局は個々の作品がどうかという話になるから、基本的には・・・って事になるし、あまり2者を区別する必要はないのかもしれないけど。
エンジェルフライト
そんなわけで、基本的に”感動して下さい!”というのでは冷めてしまう、ひねくれた自分は、CMでのシーン、設定、一般的な評価の高さから、エンジェルフライトはあまり期待はしていなかった笑
なるべくしないようにはするけど、以下、ネタバレ注意です⚠︎↓
国際霊柩送還士という、異境の地で亡くなった人の遺体を国境を越えて故国へ送り届けるという仕事のお話。
見た結果、良かったです👏
ノンフィクションらしいけど、かなり脚色されてないかな?フィクションかと思ってた。
始めは、まぁ普通にいい話なんじゃないの?という感じで進んでいく。
全体的にはロードラマだと思っていたけど、シーズン1のラストだけちょっとハイドラマだと思った。私はね。
なんとなく、ラストだけテイストが違う。
シーズン1の全ての話の構成が、ラストを際立たせるためのフリだとしたら…
壮絶なフリだと思う。
ノンフィクションとは思えないような、純粋な人物・キレイな話続かせておいて、
ラストで、まぁいい話ではあるけど、あまりキレイな話にし過ぎなかったことが、返って親子関係で悩む人の救いになるのではないかと思った。
私はこのブログで、いかに妊娠するのが難しくて、いかに子どもを妊娠し、産み、生かすことが奇跡であるか書いていくつもりであり、苦労した分子どものことは溺愛し(笑)、大変だと聞いていた子育てもまだ夢のように感じている。
それでも、そんな私でも、「自分の子どもを愛せないなんて信じられない!」と怒ったりはしない。
不妊治療中の私なら「自分の子どもが愛せないのなら、私と変わってよ!」と怒っていた可能性が極めて高いけど💧
妊娠・出産関係は、いつもマイナー側で誰にも理解されない苦しみを抱えていたから。
きっと塔子さんも誰からも理解されない悩みに、自分はおかしい。普通になりたい。
どうすればみんなと同じようになれる?と長い間苦しんできたはず。
愛情ではなく、責任感や自責の念でも、育児を放棄せずに、女で一人で育て上げたことは立派なことだと思う。
相手(娘)あってのことだから、それが娘にとってはどうなのかはわからないけれど。
とても複雑で、いろんな解釈の仕方があって、”さぁ、いい話でしょう?”の押し付けのないあのラストの話は私は好きだと思った。
正直、私も不妊治療を経験しなければ、子どものことをこんなに愛せていたのかわからない。
不妊治療をしていない人が子どもを愛せていないと言いたいのではなく、私はそもそも子どもが好きではなかったから。
はい。これだけ子ども子ども言ってて、実は、そうなんです笑
子どもだって人間だから、かわいいと思う子もいれば、嫌だなと思う子もいる!とか言うタイプだから笑
自分の子どもなら絶対かわいいと思うはず…と信じてきたけど、それは産むまでわからない。
実際、不妊治療をする前に勝手な早とちりで、自分は妊娠したと思い込んでしまった時に、
どうしよう?妊娠した?
ちゃんと産める?
ちゃんと愛せる?
ちゃんと育てていける?
と不安になった。
不妊治療を経験してからの妊娠は
この子が無事産めるのなら、私は私の全部を差し出す!
そんな気持ちだった。
それでも、産んでから初めて子どもに会いに行くときは、ちゃんとかわいいって思えるかな?って、ちょっとドキドキした。杞憂で助かったけど。
子育てをしていて、しんどい時はいつも不妊治療のことを思い出す。
「あの時よりマシだなぁ」
「こんなことで悩むなんて、まるで母親じゃない!?✨私やっと親に慣れたんだ!」と。
じゃあ、その不妊治療の経験がなかったら?
少なくともこんなにどっしりとは構えてない。
多分もっと余裕がなくて不安でいっぱいだったと思う。
辛いと思うことも多かったと思うし、今と同じくらいの気持ちで子どもを愛せているかもわからない。(まぁ、不妊治療をしていなかったら・・・なんてことは、あり得ない仮定だから、わからないのは当然だが…💧)
そんなこんなで、私も塔子さんの気持ちは全くわからないでもないので、想像することができた。
リアリティがあるし、こういうことで悩んでる人や、親子関係で悩んでいる人も沢山いると思う。
私のような、ロードラマが・・・ハイドラマが・・・リアリティが・・・とか言うひねくれ者も、ぜひ、楽しめると思うので、ご覧下さい。
シーズン2も多分やるかな?楽しみ。
King Gnu 東京ドーム公演
大好きなんです、King Gnu。
先ほどはベタ展開は・・・とか、散々言ってたくせに、King Gnuはベタな”白日”から入った笑
でも、あんないい歌ある?
”白日”を褒めておいて、からの、1番好きな歌は”千両役者”…かな笑
他にもいろいろいっぱい好きだから、気分で1番は変わるけど。
思い入れのある曲といった方が正しいのかも。
東京ドーム公演の曲は、ほぼ知ってたし、雰囲気的に次アレ来るかな?ってのも当たったし…
私はKing Gnuの曲全体が大好きなんだと思った。
(もちろんミレパも大好き。)
千両役者が好きになった理由は
今は子どもになった受精卵を移植する時に頭の中に鳴り響いてた曲だから。
King Gnu 千両役者 歌詞 – 歌ネット (uta-net.com)
まさに、私にとって一世一代の大舞台であり、命を継ぎ接ぎし、命の駆け引きをし、自分はもう全部捧げるつもりで、
“泥試合の果てに喜劇あり カタストロフィー超えてけ業”
であり…
心の声そのもので、アドレナリン全開で移植した。
本当はリラックスしたかったけど😅笑
あの歌が勝手に頭に流れてきて、これから私たち2人に何が起こっても乗り越えられるように闘魂を注入してもらったようだった。
他にも不妊の辛い時期に聞いてたのが、米津玄師、サカナクション、ずっと真夜中でいいのに、King Gnu、ミレパのローテだったね。
みんな好き。大好き。
辛い時聞いてた曲って、奮い立たせてくれるのもあるけど、当時のこと思い出して泣くこともあるのね…。
千両役者聞いて、泣いたわ…
ありがとう、まだ頑張るねって。
※多分、全然泣く曲ではない笑
冒頭に出てきた、岡田斗司夫先生のYouTubeも大好き。
よく見てます。
面白いので、ぜひオススメです!
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