不妊治療専門クリニックへ
血を流すような…というか、実際に血を流した努力を積み重ねて、約半年
とうとうやりました。
努力たち↓
挿入障害の克服に向けて | たらすぱ☆ブログ (tarasupaneko.com)
挿入障害・性交痛を克服した一例 | たらすぱ☆ブログ (tarasupaneko.com)
新たな問題
めちゃくちゃ痛いのは少しもマシにならないし、歯を食いしばって耐えて、何とかギリギリ入る感じ。
それでも入った。
初めて入ったときは、もっと感動するものだと思ってたけど、入ってすぐ萎えてしまったので入ってるかどうかも分からず…。
出入り口を手で確認してから、抜いてもらって、やっとは入っていたことがわかった。
なんとか、入るようにはなったけど…
問題発生
今まで、入れることばかりに集中していたけれど…
入ると子どもできると思ってたけど…
ここから動かさないといけないのは盲点だった。
ギチギチで、動かせない(痛すぎて)
傷に塩塗られてゴシゴシされてる気分。
そんなこんなで、もたつくと萎びて抜ける。
また入れ直す。
入れる瞬間が1番痛いので
何回も入れ直しは結構地獄
また頑張るのだが、私の準備ができていても夫がうまくいかなかったり、逆も然りでタイミングが難しい。
そして、うまく行っても出ない。
ここにきて、ようやく初めて男の人のアレはスポイドのような簡単な構造ではないことを知った笑
痛がる私を見ても、夫が興奮するわけもなく、夫も必死。
焦ったり疲れたりすると、途端にできなくなる。
夫の方も薬の副作用がキツく、何度も薬を変えたりしていた。
私たちにとっては、愛の行為ではなく、業務。
子どもが欲しいから、仕方なくやらないといけないことだった。
気分転換の為に、週末はラブホで頑張ったりもしたけど、
こんなに頑張ってるのに、
何度も入れ直してキツいのに、
最後の一押しで出ない。
私はこんな痛い目にあっても頑張ってるのに!
出すだけでしょう!!
と内心思ったこともあったが、そもそも私がすんなり入る人だったらこんなことにはならなかったから、私のせいだ。
この人は私以外の人とは普通にできてたんだから。
相変わらずカンジダは繰り返してたので婦人科にはずっと通っており、
先生「穴だいぶ広がったね。」と言ってくれた。
それでも、なんでこんなに痛くて、毎回血が出るんだろう…
膣も赤くなって細かく傷がついているそうなので、軟膏も出してもらっていた。
確認の為だから仕方ないけど、毎回若い男性薬剤師に
「どうされたんですか?」
と聞かれるのは、非常に嫌だった…😑
不妊治療専門クリニックにデビュー
ここからはお互いのタイミングや、出るか出ないかの問題だったので、メンズクリニックも併設している有名な不妊治療専門院に2人で転院することにした。
優しい婦人科の先生とのお別れは寂しかったけど、将来の子どものため!!
こんなに辛いのもなるべく最短コースで終わらせたい・・・
県で1番有名なクリニックの本院に通うことにした。
(分院の方が手術や高度不妊治療に対応しているけど、本院の方が職場や家から近い。)
病院のことをいろいろ調べていたら…
なんと、
私が生まれてくる時に担当してくれてた先生が勤務されていた!!
30年以上も前から医者だから、年齢は上だけど、めちゃくちゃきれいな先生!!
ここでなら、私、妊娠できそう!
この先生に私の子供も見てもらいたい!!
そう思って、その先生で予約を取った。
新しく病院に通うと…
嫌な行事がある。
そう、問診。
私を取り上げてくれた先生だけど、問診で、挿入障害のことを驚かれるのは嫌だった。
とても上品でキレイな先生だった。
挿入障害のことは、驚かれはしたものの、
さすがベテランの先生。
私のような挿入障害の患者の経験もあるそう…
今までの経緯を説明して、まずは内診から。
声かけしながらやってくれて、とても優しい😭
先生「あ、ここですね。これ。痛いでしょ?」
私「痛いです💦」
先生「確かに膣口は狭いし、中にリング状に固い組織が2つあります。
これが大きく盛り上がってたり、塞いでたりすると、処女膜強靭症で、手術適応にはなりますが、
たらすぱさんは硬いだけなので、伸びてくると思います。」
うわー✨嬉しい。
ここ痛いの、わかってくれたんだ!
でも1番痛いのは膣表面で、エコー入れる時も入れ初めが1番痛いんだけどな…何でだろう?
この疑問は推測の域を出ないけど、後々も調べ続けて“前庭部痛”というのが私の症状にピッタリだった。
それはまた前庭部痛かも…と思った回で書くことにしよう。
内診後、診察室に呼ばれて、一通り説明を受けた。
私「私みたいに挿入ができない人ってどのくらい経験されましたか?
そんな人でもちゃんと子どもはできましたか?」
先生「そうねぇー、今まで数名いたかしら。みなさん、立派に母親になりましたよ。」
私「みんな下から産めたんですか?」
先生「うーん…だいたい…みんな…帝王切開かな😅
降りてこなかったり、出てこれなかったり…結構トラブった人が多かったかも。
でも1人だけ下から産めた人はいましたよ💦」
え、少な💦
まず、30年以上バリバリ専門の医者してて、数人??
しかも、下から産めたのたったの1人!?
私、絶対無理😱
先生「挿入ができなかった他の方は、
入るように頑張られて妊娠、
シリンジを使って妊娠
体外受精で妊娠…
みなさん、いろいろなパターンを選択されてましたよ。
痛いけど頑張りたいならそれでいいし、子供が今すぐ欲しいようなら体外でもいいですよ。
でも痛くても入るようになられたんでしたら、このまま続けてみたら、さっきのリング状の組織は伸びてくると思うし、時間はかかると思うけど、痛みも減ってくるんじゃないでしょうか?
どうですか?
お子さんを希望されるのであれば、ここでタイミングをみて、それに合わせて練習をするところからやってみますか?」
私「はい!そうします!」
なんか進んだ気がして嬉しかった✨
夫の方も性液検査で特に問題はなかったとのこと。
タイミングが取れるか取れないかはお互いのコンディション次第ではあるけど、いわゆるタイミング法の開始です。
最後に先生に、自分が先生に取り上げてもらった子だと伝えると、
「あら、そうなの。私も年ねぇー笑」と、恥ずかしそうに笑っていた。
タイミング法
私の個人的な体験談↓
タイミング法レポ
・方法:
排卵日をエコーで見てもらい、その前日にタイミングを取るように指導される。
精子は3~5日生きている(もちろん寿命は精子それぞれ。新鮮な方がいい。)が、
卵子はたったの24時間なので、イメージ的に精子を先に撒いておいて、排卵して卵子が出てくるのを待たせておく感じ。
排卵前日はマストで、理想をいえば、排卵日の5日前から排卵日の毎日行うと生きてる精子の数が多くなるわけだから、受精のチャンスは増える。
・工夫したところ:
科学的根拠は不明だが、353法則というのもあり、毎日は難しかったので、取り入れてトライしてみたりもした。
あとは排卵検査薬も併用して、陽性になったらすぐタイミングを取るようにもしていた。
使用していた排卵検査薬は下の広告に載せています。
妊娠検査薬と似てるので、
間違えて買わないように!!
353法則:
予測される排卵日を真ん中に5日→その間タイミングを2~3回とる。(受精狙い)
その5日間の前後3日で1回タイミングをとる。(前3日間:古い精子を出しておく、後3日間:子宮に少し刺激を与える)
※個人的には最後の1回は、子宮に刺激加えたら、不要かなと思ってやりませんでした。
・個人的に思う大変なこと:
排卵が遅れたり、時期がずれたりすると通院日数が増えるし、
排卵日なんてコントロールできないから、急に仕事を休まなくてはいけなくなる。
急に、この日に!今!このタイミングで!出してくださいと言われて、
できる男性は何人いるだろう・・・
男性側の精神的負担で、タイミング法の時だけEDになる、いわゆるタイミングEDになる人も珍しくない。
***
普通に不妊治療専門のクリニックに行けば、おそらく血液検査や卵管造影なども勧められる。
私の場合はまずとりあえず入っただけで、夫は出てもないし、タイミング法すらできていなかった。
そんなの妊娠するはずがない。
とりあえずタイミング法すらできないと、不妊かどうかの判断もつかなかった。
検査も苦痛を伴うし、お金も掛かってくるから、
妊娠するはずがない状態の時にわざわざ検査するより、まずはタイミング法を進めた方がいいという先生の意見もあったし、
私もこんなに痛い思いをしてやっとできるようになったのに、
また苦痛を伴う検査を進められてトラウマを増やすより、タイミング法を進めたかった。
それに、最後までできたら自分は妊娠できると思い込んでた。
まだ31歳だったし、健康だし、生理も比較的定期的に来てるし。
それが、病気の発見が遅れた原因だったのかもしれない。
後に病気がわかるのだが、数値的に見て、この頃には多分発症していたと先生に言われたし、
後々振り返ってみると、それらしい症状は、不妊治療専門のクリニックに通う4ヶ月前くらい?から少しずつ出ていた。
ここで通常の人と同じく検査から進めたら良かったのか、
タイミング法を選んで正解だったのか…
それは今でもわからない。
ただ、この時の私に一つ忠告をするとしたら、
根拠のない自信は己を滅ぼすということ。
私は若いし、すぐ妊娠できる。不妊なんて他人事。
…なんて、無知丸出しの傲慢は…
安心してください、すぐ粉々にされますよ笑
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