私も本気だったので、原因精査もしてくれなかった以前の婦人科は視野に入っておらず、以前の経験から、優しくて口コミの良い婦人科を探した。
めちゃくちゃ優しいと口コミで評判の先生のところに行ってみた。
初めての男の先生。受診内容は性交痛。
久しぶりでドキドキ…
7年ぶりの婦人科
先生は、まず、一通り話を聞いてくれた。
問診がすごく丁寧で、時間をかけて話を聞いてくれて、口コミ通りの先生だった。
先生「エコーはしたことある?」
私「肛門側から入れてもらってましたが、たまに先生の気分で何も言わずに経膣からやられました。
すごく痛かったけど、入らないことはなかったです。」
先生「…頸がんの検査はもうした?多分年齢的に市からのクーポンが届いた年だと思うけど。」
私「クーポンは届いてたけど、捨てました。
前に行ってた婦人科の先生が、性交の経験がなかったら、9割はならないと言っていて、
希望がなければ特にやる必要もないようなことも言われてたので、
今までクーポンは全部捨ててました。」
先生「え、じゃあ頸がんの検査もしたことないの?」
私「はい。」
先生は頭を抱えていた。
先生「…そうか…そんなこと言われたのか…。そんなこという人がいたのか…。」
先生はしばらく考えてから、
先生「あのね、確かに9割はならないのかもしれないけど、
あれはウイルス感染でなるから、
プールとかでも感染することもあるし、感染してたら大変だから、検査はした方がいい。
クーポンがないのなら自費になるけど、僕はした方がいいと思う。どうする?」
私「やります」
もちろん私も今回は結婚もして、本気で子どもが欲しかったから、腹は括っていた。
痛いのは怖いけど💦
諸々の問診をされ、内診台に通された。
今から〇〇をします。
ちょっと痛いけど、力抜いてね。
ゆっくり深呼吸して。
大丈夫だから。
あともう少しで終わるよ。
急に黙ってエコー棒を突っ込む女医と違って、声かけだけでもすごく安心できたし嬉しかった。
やっぱり痛かったけども!!
子宮頸がん検査レポと、診察の結果
子宮頸がんの検査のレポ
はいらないかな・・・と思ったけど、
私のように入らなくて、31歳で初めて検査する人もいるかもしれないので・・・
今はもう、いっぱい処置をされ、頸がんの検査もたくさんしてきたので、
当時の新鮮な感情は覚えていないが、初めては痛かったとは思う。
何をされているかは、こちらからは見えないけど、
おそらく、クスコという機械で穴を広げて固定して、棒を入れて、組織を採取。洗浄して終わり。
クスコにはサイズがあるので、不安な人は検査前に挿入障害のことを話しても良いかと思う。
SSは病院によって、置いていないところもあるけど、Sは大体の病院である印象。
今回はSでやりました。後日、異常なしでした。
内診が終わってまた診察室に呼ばれた。
先生「確かに膣口が狭いです。
ダイレーターといって、挿入の練習をする器具で練習してもいいけれど、
それもそれで痛いと思います。
もうパートナーが決まってるのであれば、2人で練習してもいいと思います。」とのこと。
私もいろいろ調べてダイレーターの存在は知っていたけど、
タンポンも怖くて入れられないのに、
あんな硬そうで痛そうなもの自分で入れられない!
と思っていたので、即答で
「2人で頑張ります!」
と言ってしまった。
夫は勃たなくて苦労してるのに😭
夫の方も泌尿器科で特に問題はなかったようで、薬だけ処方されてきたよう。
練習、努力、努力
ここから練習が始まるのだけど、勃たなかったり入らなかったり…すごく時間がかかった。
無理に入れようとすると、すぐに裂けて血が出た。
めちゃくちゃ痛いけど、我慢。
子ども欲しいし。
多分夫が勃たなくなった原因は私だ。
どう我慢しても、痛いのが顔に出てしまうし、
きっと夫的には「自分のしていることで妻を苦しめている」状況で
勃たなくなった感じがする。
また、この時はまだタイミングもクソもなく、
2人の仕事のスケジュールに合わせて練習をしていただけなのだが、
後にタイミング法になり、
今日、今、ここで、出さないといけないというプレッシャーは
さらに夫を追い詰めて、勃たなくなる原因になる。
でもやらなきゃ。
練習の成果は何もなくても、練習の後もずっと痛くて、3日程出血し続けた。
排尿もしみるし、歩く時も擦れて痛いことがあったし、
体を使う仕事をしているものだから、しゃがんだりもよくしていて、
しゃがんだ時も気をつけないと激痛が走ることもあった。
傷が治ってくると、急に痒くなってきて、我慢ができなくなって婦人科に行く。
カンジダだった。
膣剤を渡されて、
「入らなかったらちょっと水で濡らしてふやかしてもいいよ。
挿入の練習にもなると思うからやってみて。エコー棒より小さいから絶対に入るよ。大丈夫。」と😢
全然入らなくて何個か膣剤を無駄にしたし、苦労したけど、
先生の言葉を思い出しながら頑張った。
確かにエコー棒より小さい薬だけれど、痛すぎて全然入らない…時もあれば、
スルッと入る時もある。
ここで初めて自分の角度というものを知って、練習にも生かせた。
練習をする→1週間くらい出血。痛い→痒くなり1週間くらいカンジダ治療→生理→また練習
ずっとこの繰り返し。
辛くない時がなかった。休めるときがなかった。
でもやらなきゃ。
半年くらいこんな日々が続いた。
これだけ努力してもできないものはできなかった。
調べ回っても情報すらない。
いろんな断片的な情報を繋ぎ合わせて仮説を立てて検証し、良いものを取り入れる。
そんなやり方を繰り返して、私に合ったものを紹介しようと思う。
次回の記事でまとめます!笑
***
これだけやってもずっとできなくて、結構この時点で病んでました。
結婚して、名字も変わったので、周りから
子ども子ども・・・
と言われ初めてたし、不妊治療をしている訳でもなく、どこにも属せず。
子どものことを聞かれても何も言えず、子どもが嫌いな人だと思われていた気がする。
ただただ、自分は出来損ないだから普通の人になるために努力をしているんだと思っていた。
それがいけなかったと後で思い知るけど、挿入障害のことを相談できる窓口が本当にない。
克服してからわかったことだけど、この手のことは産婦人科でも専門外だそうで(保険適用内の処女膜強靱症や、器質的な異常、婦人科系疾患は専門外ではない。個人で判断せずに検査はしてもらった方が良いと思う。)
泌尿器科か、産婦人科の中でも女性機能外来を扱っているところの方が専門らしい。
女性機能外来は東京の方に1つ、そこで働いてた先生が大阪で開業されたのが1つ。
(当時私が調べていたときは、まだ東京の方の病院しかなかった)
その病院1カ所に他府県からの患者が集中していたよう。
私の県からは通える距離ではなかった。
挿入障害なんて、患者が少ないにしても、全国で1カ所、2カ所はね・・・
理解も広がらない訳だ。
自分を責める人がいても仕方がない。
こんな細々とやってるブログだけど、真剣に悩んでいる人に届いて欲しい。
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